当事業所では海洋・水産・気象関連のデータ処理・解析や数値計算を主に行っていますが、他分野の諸計算・統計解析業務についてもお受け致します。個人やNPO、NGOのお客様も歓迎致します。

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このページでご紹介している図は当事業所のデータ図表化のページで表示しているサンプル図の一部を拡大表示したものです。なお、図によっては、最新のデータを使用したものに差し替えています。

左図は赤道上東経165度に設置された中層係留系に設置されたADCPにより観測された水深40mにおける流速の東西成分のパワースペクトル密度で右図はこの流れと165度における風の応力の東西成分(NCEP)とのコヒーレンスを示しています。この図より赤道上東経165度は外洋ではありますが、半日周潮や日周潮が卓越し、また、より短周期の潮汐成分もかなり強いことがわかります。より長周期では70〜80日付近をピークにそれより短周期にかけて一般的な減少傾向が見られます。これは赤道直下のデータですので、慣性周期は存在しません。風と流れのコヒーレンスについては、0.5以上の比較的大きな値が10日以上の周期で見られます。西部太平洋赤道の表面付近から水深100m程度の深さまではこのように、局地的な風と東西流との間に高いコヒーレンスがよく見られますが、これは赤道特有の物理的な原因によるものと、西部であるという地理的な原因によります。

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